【北海道行政書士会札幌支部平成30年新春セミナー】
第1部「依頼者はなぜ裁判を仕掛けたのか?~報酬金返還等請求事件~」
第2部「パネルディスカッション~顧客対応とコンプライアンスから」
札幌支部新春セミナーが1月12日(金)TPKガーデンシティ札幌駅前にて開催され、56名が参加しました。
第1部では、講師の板垣俊夫氏(北海道行政書士会札幌支部)が受任した業務に対し、依頼者が終了後に裁判を提訴した案件の詳細が語られました。
事件は、1本の電話から始まり、平成27年2月21日、事務所で面談。その際に依頼者に説明した内容、業務の進捗状況を示す資料として実際の裁判の判決書・証拠書類等もセミナー出席者に配付されました。平成29年5月25日、板垣講師勝訴の判決までの両当事者の主張、裁判所の判断が載った判決書を出席者は真剣な表情でページをめくり、講師の訴えに耳を傾けました。
第2部は、ファシリテーターとして野口哲郎氏(札幌支部副支部長)、パネラーとして第1部講師の板垣俊夫氏、藤永誠一郎氏、舩水敦子氏、渡辺克枝氏(札幌支部理事)によるパネルディスカッションが行われました。建設業や相続手続に関するヒヤリハット事例が紹介され、最後に板垣氏は「行政書士賠償責任保険に加入すべき」と提言しました。
セミナー終了後には「依頼者に進捗状況を伝える重要性を再認識した」と気を引き締めた様子で話す会員もいました。
【札幌支部新年交礼会】
引き続き17時から、会場を5階に移動し、札幌支部新年交礼会が行われました。昨年とは違う会場でこじんまりとした広さの宴会場に、所狭しと円卓が並んでおり、これがまた、和やかな雰囲気作りを手伝っているようでした。受付時にひいた番号の円卓に座り、会員同士の交流が深められました。
交礼会の冒頭では、北海道行政書士会の宮元会長より、成人の年齢が18歳になることで行政書士会にも18歳以上の会員が仲間になるかもしれない、札幌支部の酒勾支部より、将棋界の藤井聡太五段の奮闘に触れながら、行政書士業務においても相手側から物事を見てみることの大切さについてのお話がありました。
空くじなしの抽選会では、生活用品グッズや面白グッズ等の豪華賞品から、全員に500円のクオカードがプレゼントされ、企画運営した総務部のおかげで、終始楽しい宴、明るい新年の幕開けとなりました。